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Prize Giving

今年ももう年の瀬です。今年は全ての人が特別な一年であったと思います。コロナの影響でニュージーランドは2度のロックダウンを経験し、コロナ自体の抑え込みには成功していますが、経済に大きな影響を受けています。現地のローカル学生もそうですが、留学生もコロナで大きな影響を受けました。来年はワクチンの効果に期待し、早く元の世界に戻って欲しいものです。


日本では3月が学年末ですが、ニュージーランドでは12月が学年末になります。

今回はそんな学年末に行われるニュージーランドらしいイベントとニュージーランドの成績表についてです。


12月になると、各学校でPrize-Givingと呼ばれるイベントが開かれます。

これは一年間頑張った生徒に対して賞を贈るセレモニーです。セレモニーの形式は学校によって違います。朝の朝礼後にやる学校もあれば、近くのホールなどを借りて(ちょっと大袈裟ですが)アカデミー賞のようにノミネートされた生徒がフォーマルな出で立ちをする学校もあります。賞の種類はライティング、リーディング、算数、アート、スポーツ、リーダーシップなど様々な賞があります。Prize-Givingにノミネートされるだけでも凄いことで、各賞にノミネートされる生徒は学年で3~4名しかいません。生徒はみなPrize-Givingにノミネートされるため、そしてそこでアワードを取るために一年間頑張ります。ちなみにノミネートされた生徒は全員メダルを、アワードを取った生徒はトロフィーが授与されます。


次は成績表についてです。成績表も各学校によって形式が異なります。ニュージーランドには日本の様に画一的なものが非常に少なく、学校単位で自由に決められる事が多くあります。成績表は日本同様に各科目の成績、生徒に対する先生のコメントが記載されていますが、日本とは違うと感じた成績表をご紹介します。


この成績表は生徒と先生が一緒に作る成績表です。この一年間いくつかの目標に対してその生徒が何をしたのか、生徒の来年の目標は何なのかを先生が聞き取りし、その言葉が成績表に反映されています。それに対して先生の言葉が項目ごとに記載されています。通常の成績表に比べ、子供たちが何を考え、どうしているのかが保護者に良く分かるように作られています。子供たちの生の声が聴ける成績表、とても新鮮ですよね。先生と生徒の関係が一方通行ではないことが、成績表からも感じ取ることができます。


それでは皆様、良いお年をお迎えください。

そして2021年が皆様にとって素敵な年になりますように。


こちらは小学生のPrize Giving


こちらは高校生

プレミアムエデュケーションの契約校 Awatapu College

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