top of page

信号・クレカ

  • aohno8
  • 8月5日
  • 読了時間: 3分

 雨の多い冬のニュージーランド。ここでもゲリラ豪雨的な雨が増えてきました。そのせいで洪水が発生するなど、少なくない被害が出てきています。日本やヨーロッパの異常気象と併せてこれは世界的な問題ですね。でも今回はそんな世界とは関係なく、ニュージーランド国内の問題について書いていきたいと思います。

いわゆる高速道路というのは、ニュージーランド国内には限られた都市にしかありません。そしてそのほとんどはオークランドにあります。ニュージーランドの高速道路は、基本無料となっています。なので、日本のように急ぐから高速道路をという感じではなく、一般道と同じ感覚で利用しています。車社会のニュージーランドでは交通渋滞も酷く、特に朝夕の高速道路の渋滞は壊滅的な状況です。それを少しでも解消するために、2000年代後半に高速道路の合流レーンに信号が設置されました。これは高速道路の流れをスムーズにするだけでなく、合流時の事故防止にも役立つとして導入されました。この導入により、高速道路の平均速度は12%アップし、合流時の事故も減少したとのデータがありますが、全く無意味だと感じているドライバーも多くいます。ちなみに、私もその1人です。この信号は、高速道路に合流する側のレーンにあり、数秒から10秒間隔で青に変わり、高速道路へ侵入する車を制御する事で、高速道路上の車のスピードを落とさないようにするものです。確かに高速道路上の車はある程度スピードを維持する事が出来るようになったのかもしれませんが、高速道路の侵入レーンに繋がっている一般道は渋滞が酷くなりました。またこの信号を守らないドライバーが多く、それらのドライバーはこの信号はあくまでも簡易的なものだと考えており、無視をしても違反にはならないと考えていました。本来であれば一般的な信号同様、この信号も赤信号を無視した場合は150ドルの罰金が科せられます。今まではそのような罰金が科せられた事例はほとんどなかったのですが、今後はより厳格に適用していくとの発表がありました。

 2つ目は、クレジットカードの手数料についてです。ニュージーランドは言わずと知れたカード大国です。現金を持っていない人も多く、1ドルの商品でもクレジットカードやデビットカードで支払う人が多くいます。しかしながら、商店などの小さなお店ではクレジットカード利用時に、1〜3%の手数料をチャージするところが多くあります。確かに、お店としてはクレジットカードを使われる事によって、カード会社から手数料が請求され、手数料がないと利益が減ってしまいます。しかしながら、クレジットカードの利用を可能とすることによって、売り上げが伸びるのも事実です。クレジットカード決済の導入はお店の利便性向上、顧客へのサービス、さらには機会の逸失を避けるためにお店自身が決め導入したもので、それらを顧客に転化するのはおかしいと言われてきました。なにせ年間の手数料総額は、1億5千万ドルにもなっているのですから。これに対して遂に政府が動きました。28日の政府発表によると、2026年5月より、クレジットカード利用時の手数料請求が禁止されます。但し、オンラインショッピングや海外発行のクレジットカードなど一部除外されるものもあります。手数料分が価格に転嫁されないことを祈るのみです。

ree

ree

 
 
 

コメント


Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us

合同会社PREMIUM EDUCATION (プレミアム・エデュケーション)
〒133-0056 東京都江戸川区南小岩 3-17-4-1002

© 2016 Premium Education, Tokyo, Japan

bottom of page