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世界一早い?ニュージーランド英語


ニュージーランドに来て実感する方も多いと思いますが、「ニュージーランド英語は早い!」です。多少なり英語に自信があって留学してくる人でも、ニュージーランドに来てみたら会話のスピードについていけず、訛りもあってサッパリ聞き取れなくて困惑する、なんていう話もよく聞きます。確かに日本の教育はアメリカ英語に偏っているので、それに慣れた私たちに、いきなりニュージーランド訛りの英語は聞き取り難いです。それに加えてこのスピード。実際にどれくらい早いのか、研究したレポートがありましたのでご紹介します。

この研究では、一分間のスピーチに平均で何音節(Syllableシラベル)入っているかをカウントしています。ちなみに英語の音節とは、発音の区切りの事。例えばfoodは1音節、EnglishはEng・lishで2音節、 important だったら、im・por・tant で3音節の言葉になります。このレポートによると、アメリカ英語では一分間で250音節入っており、イギリス英語は少し多くて260音節、それに対してニュージーランド英語はなんと280音節!お隣のオーストラリアは少し遅めの230音節です。ニュージーランド英語はやはり、世界でも断トツに早かったのです。

これを見るとニュージーランド英語は早いし、訛りもあるし、勉強するには向いてないのでは・・・と思うかもしれません。ですが逆に考えると、ニュージーランド英語を勉強して慣れてしまえば、他の国の英語がゆっくりに感じて聞き取りやすいという事。むしろ英語を習得するには良い環境と言えるかもしれません。実際、現地にいれば耳が慣れてきて、早かろうが遅かろうが聞き取りは出来るようになります。環境にも寄りますが、ニュージーランドには英語が第2言語の人はかなり多いので、そういう人達の英語に触れる機会も多く、ネイティブだけでなく多種多様なお国柄の英語を聞き取れるようになれるかも。

それに訛りはどこの国に行ってもあります。確かにニュージーランド英語は他の英語圏からすると田舎っぽい印象を持つ人が多いかもしれませんが、それを恥ずかしがる事は無いと思います。ニュージーランド訛りの英語を身につけられたら、「私はニュージーランドで英語を学びました」というアイデンティティーになるのではないでしょうか。逆に日本語に置き換えてみると、例えばもし関西弁をペラペラ話せる外国人がいたら、ああ関西で日本語を学んだんだなぁと気づいて貰えるだけで色々な会話のきっかけになりますよね。それがどの地方の訛りでも、大事なのは話している相手に自分の気持ちを伝える英語を身につけるということだと思います。

というわけで、せっかくやるなら世界最速の英語を聞きながら、ちょっとハードな環境に身を置いてみるのはいかがでしょう。

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