年金問題
- aohno8
- 21 時間前
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真夏のニュージーランド、毎日暑い日が続いています。10年前はこんなに暑い日はなかった気がします。ほとんどの家にはエアコンがなく、車を運転していても窓を開ければエアコンはいらなかったはず。それが今では、エアコンがなければと思う日が増えています。空気がドライなので日本の暑さに比べればはるかに過ごしやすいですが、やはりこちらに長く住んでいるときついですね。ニュージーランドは異常に暑い、日本は寒波に見舞われ、地球全体がおかしくなってきているのでしょうか。さて今回は、そんなお天気とは全く関係のないお金に関する話題です。
偽札は世界的に流通していると思いますが、やはり1番多いのはアメリカドルでしょう。皆さんもご存知の通り、世界の基軸通貨であり最も流通している貨幣だからです。世界的に見ても非常に流通量の少ないニュージーランドドルでも、近年偽札の流通が増えてきました。コストと流通量を考えると、個人的にはあんまり意味がない気がするのですが。偽造されているのは50ドル紙幣と100ドル紙幣です。小売業やホスピタリティー業界は特に偽札を受け取る可能性が高く、警察も警戒を強めています。ニュージーランド準備銀行は偽札を見破るいくつかのポイントを公開しているので実際に試してみたのですが、偽札を見た事がないので比較ができませんでした。
ニュージーランドは長引く高金利、高物価による不況から脱却しつつあると言われていますが、2025年は多くの国民にとって厳しい一年となったようです。ニュージーランドの年金は全て税金で賄われており、日本のようにお給料から毎月引かれたりする事はありません。しかしながら、国からの年金だけでは老後の生活が厳しくなるため、政府が2007年に確定拠出型退職貯蓄制度を導入しました。キウィセイバーと呼ばれるこの制度は、雇用者は自身の給料から一定額が引かれ、それに加えて雇用主は給料とは別に一定額をキウィセイバーに振り込み、その合算額を自身が決めた運用方法で運用し老後資金の補填とします。日本で言うNISAのようなものでしょうか。キウィセイバーはあくまでも年金の補完なので、基本的には65歳から引き出し可能となります。しかしながら、一定条件を満たせば65歳を待たずして引き出しが可能となります。そして2025年にはその数が急増しました。理由は不況による生活困窮です。2025年は前年に比べ約10000件以上増加し、合計58460件の引き出しが行われました。額にして5億1480万ドル(約475億円)です。人口530万人しかいないニュージーランドでは、ざっくりと10人に1人以上が困窮のためキウィセイバーを引き出している事になります。引き出すこと自体は制度に則っており、悪いことではないのですが、老後の事を考えると厳しいものがあります。日本でも年金問題は深刻ですが、ここニュージーランドでもきわめて深刻な問題となりつつあります。






















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