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キッズイベント TRYathlon

人口530万人のニュージーランド。世界人口ランキングでは190カ国中122位と、下から数えた方が早い小国ですが、そんなニュージーランドでも世界最大のキッズイベントがあります。それは、15歳以下を対象としたキッズトライアスロンシリーズ。

1992年に500人の参加者から始まった、キッズトライアスロンシリーズ。正式名称はWeet-Bix KIDS TRYathlonと言い、Sanitariumというマーマイトやシリアルなどを作るヘルシーフードカンパニーがメインスポンサーとなっている大会です。ちなみにWeet-BixはSanitariumが販売しているシリアルの商品名です。トライアスロンは通常Triathlonと書くのですが、このキッズトライアスロンはTRYathlonと書きます。スイム、バイク、ランの3種目をするのでトライアスロンと言うのですが、チャレンジする、トライするという意味を込めて、TriではなくTRYが使われています。そしてこの大会のスローガンはGive it a try(試してみる)です。早い遅い、出来る出来ないではなく、何でもチャレンジしてみようという意味がここにも込められています。そしてこの大会はcompetition(競争)ではなくcompletion(やり遂げる事)が目的となっています。なのでタイムを計ることはなく、参加者全員が主役、ゴールした参加者全員がメダルを貰うことができます。

世界最大といわれるこのキッズトライアスロンシリーズ、1992年の第1回大会から延べ47万5000人の子供達が参加しました。今では北はオークランド、南はダニーデンまで全国12の都市で開催され、1シーズンあたり3万人以上の子供達がトライアスロンに参加しています。参加者はメダル(基本参加者全員がゴールするのでみんな貰えます)、イベントTシャツ、完走証明書などが貰えます。Tシャツは大会後も多くの子供達が普段着として着ており、トライアスロンに参加した事を誇りに思っている様子が伺えます。

競技の詳細は以下の通りです。

6才:この年齢のみSplash&Dashと言い、スイム50メートルとラン1.5キロ

の2種目となります。

 7才:スイム50メートル、バイク4キロ、ラン1.5キロ

8-10才:スイム75-100メートル、バイク4キロ、ランラン1.5キロ

 11-15才:スイム150-200メートル、バイク8キロ、ラン1.5キロ

(スイムは大会によって距離が変動します)

距離を見ると、小さい子ほど頑張っているような気がしますが…兎にも角にも、子供達には色んなことにチャレンジしてもらいたいですね。







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