初の地下鉄
ニュージーランド初の地下鉄が9月11日に正式に開業し、13日から一般旅客サービスが始まりました。
もちろんオークランドです。既存の路線に接続されたCity Rail Linkと呼ばれるこの地下鉄は全長3.45キロ、2本の地下トンネルがWaitemata Station(旧Britomart)からMaungawhau Station(旧Mt Eden)まで延び、最大深度は42メートルにもなります。
新たに2つの地下新駅が造られ、最終的な総事業費は54.93億ドルとニュージーランド最大規模の交通インフラ事業となりました。費用は政府とオークランド市が共同で負担しています。建設期間中にはコロナウィルスによる工事中断や、人件費、資材費の上昇で事業費が大幅に増え、市民からは費用がかかり過ぎたのではないかとの批判も出ています。この地下鉄の最大の特徴は、これまで終着駅だったWaitemata Stationを通過駅に変え、オークランド中心部を列車が南北、東西に通り抜けられるようにした事です。
これによって、中心市街地の移動だけでなく、オークランド全体の鉄道ネットワークの運行そのものが変わりました。地下鉄によって中心部へのアクセスが改善されることは、交通だけでなく街づくりにも影響を及ぼしています。駅周辺には歩道、バス停、植栽、公共アートなどが整備され、駅を中心とした街の再開発も進められました。中心市街地への人の流れや経済活動を促す効果も期待されます。
またより多くの人が鉄道を利用して自動車から公共交通機関に移れば、道路の混雑緩和や、環境負荷の低減にもつながります。総事業費以外は良いところばかりに見えますが、本当にその価値を作れるかは、今後どれだけ利用者が増え、渋滞緩和や経済活動、公共交通の利便性向上に繋げられるかでしょう。期待したいものです。新しい物好きの私も近いうち地下鉄に乗りに行こうと思います。





















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