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子ども達のスポーツ

 雨の多い冬のニュージーランドですが、少しずつ夏に向かっています。未だコロナが世界で猛威を振るっていますが、東京オリンピックが開催されていますね。開催には賛否両論あるようですが、4年間(5年間?)一生懸命頑張ってきた選手にとっては、やはりオリンピックが開催されて良かったのではないでしょうか。ここニュージーランドでも連日テレビでオリンピックが放映されています。ニュージーランドは得意のボートで金メダルを獲得しました。期待されていた7人制ラグビーでは惜しくも銀メダルに。日本はメダル総数ではアメリカやロシアに負けていますが、金メダルでは2位と大健闘ですね。さて今回はオリンピック期間中なので、子ども達のスポーツ事情について少し書いていきたいと思います。


 ニュージーランドでも多くの子ども達が学校や地域のクラブチーム、水泳教室などでスポーツをしています。ある調査によると、5-17歳の約68%の子ども達が上記のような形でスポーツに関わっているそうです。では、これらの子ども達はどんなスポーツをしているのでしょうか。ニュージーランドの国技と言えばラグビーです。絶大なる人気を誇るラグビーですが、5―17歳の子ども達を対象とした調査によると男子の1位は何とサッカーです。僅差でラグビーが2位につけていますが、意外な結果ですよね。ただティーンネイジャーになるとラグビーが1位になります。女子はというと、1位が水泳、2位は日本では馴染みのないネットボールとなります。ネットボールはバスケットに似ていますが、ドリブルが禁止だったり、ゴールのボードがなかったりします。ちなみに女子の3位はニュージーランドだな〜と思わせる競技です。みなさん想像つきますか?何と乗馬です。郊外に行けば勿論ですが、オークランドの住宅街の中にも乗馬クラブがあったりします。それだけ盛んなんですね。


 このように多くの子供達が様々なスポーツをしていますが、ニュージーランドにおけるスポーツで日本と決定的に違うこと、それは土のグラウンドが無いということです。学校はもちろん地域のクラブチーム、市が運営管理しているグラウンドも、そのほとんどが芝生のグラウンドになります。最近では人工芝のグラウンドを持つ学校も少しずつ増えてきました。この環境差は大きいですよね。怪我のリスクが大きく減り、より伸び伸びとスポーツをすることができます。因みに公園なども芝生が敷かれており、子供達にとっては最高の環境となっています。この恵まれた環境の中で、伸び伸びと育ってほしいものですね。


右がNga Tawa Diocesan School卒業生のKerri Gowler選手




ボート女子エイトは銀メダル 右から3番目がJackie Gowler選手 彼女もNga Tawaの卒業生です。 右から4番目にはKerri Gowler選手もいます、彼女は金・銀二冠です。


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