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イベントで熱いパーミーの3月


親子連れで賑わうコンサート会場
地元日本人留学生による和太鼓の演奏

1〜2月は真夏のニュージーランドも、3月になると朝晩は冷え込み、曇りや雨の日も多くなってきて秋の訪れを感じさせます。しかし天候が良好でなかろうと気温が低かろうと、3月はニュージーランド人の気分はまだまだ夏。パーマストンノースでも屋外ではさまざまなイベントが開催されています。

パーマストンノースの3月の恒例イベントといえば「フェスティバル・オブ・カルチャー」。100カ国もの人々が暮らすパーマストンノースは学園都市であるとともに、国際都市でもあります。フェスティバルの日には、カラフルな民族衣装で着飾った移民や留学生が母国の文化を紹介し、民族の垣根を超えた「本当のグローバル化」とは何か?を考えさせられる機会でもあります。南太平洋諸国やアジア、南米の人々の歌やダンス、アフリカやインド、ヨーロッパ各地の食を楽しむことができ、毎年各国グルメを楽しみに訪れる地元民も少なくありません。残念なのは、日本人が目立たないこと。地元大学の日本人留学生中心に編成された和太鼓部の演奏は力強くファンも多くこの日も大盛況でしたが、残念ながらそれ以外では日本人や日本文化は目立っていません。日本人留学生には是非とも日本文化を進んで発信してほしいものです。(その一方で、日本人在留者が多い大都市オークランドとクライストチャーチでは2〜3月にJapan Dayが開催され、伝統文化の他にもアニメやコスプレなどの現代カルチャーが大きく紹介されており、NZにも浸透してきています。)

また、今年はNZ最大の「農業運動会」ともいうべき、酪農や林業に関連したスポーツの競技大会「ルーラル・ゲーム」がパーマストンノースで開催され、ニュージーランドとオーストラリアからトップアスリートが参加しました。メインイベントは世界大会にもなっている「羊の毛刈り」競技。現在、世界チャンピオンはニュージーランド人で、チャンピオン以外にも、各地区のトップ選手が毛刈りのスピードと技を競い合いました。1頭の羊の毛が20秒強でスピーディーに美しく刈られていく様子には、感動すら覚えます。他の競技としては「ブーツの遠投」「木登り」「丸太切り」「牧羊犬の競い合い」「卵のキャッチボール」などがあり、酪農や林業に関連する競技が数多く行われました。それぞれの競技の合間には一般人も体験することが可能で、いかにもニュージーランドらしいスポーツを 年齢層に 関係なく楽しんでいました。パーマストンノース中心地のスクエア広場を会場に、オリンピック金メダリストや元オールブラックス選手などもゲスト参加し、テレビの全国中継もされるという一大酪農イベント。あいにくの天候でしたが、訪れた人々は世界トップクラスの酪農アスリートの技と力に魅了されました。

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