警察官
オーストラリア・ニュージーランド共催サッカー女子ワールドカップが開催されており、開催国ニュージーランドでは大きな盛り上がりを見せています。日本代表のリーグ戦はニュージーランドで行われており、現地在住の日本人の多くが応援にかけつけています。なでしこジャパン、優勝するといいですね。
今回はニュージーランドの自由気ままな警察官についてです。日本では警察官というと、キチッキチとしており一切の隙を見せない感じですが、ここニュージーランドではお国柄か非常にフレンドリーです。もちろん日本にもフレンドリーな警察官は沢山いるでしょうし、ニュージーランドにも律儀な警察官はいるでしょう。ただ全体的に自由なんですよね。よく言えば個が尊重されているのでしょうが。ここでいう警察官とは、いわゆる制服を着ている警察官です。私服の刑事などは見ることがありませんしね。日本との大きな違いは2つ。
1つ目は、パトカーでマクドナルドやコンビニで買い物をしたり、街中のガソリンスタンドで給油をしています。日本ではまずあり得ないですよね。制服をきた警察官がマクドナルドでランチを買うなんて。でもニュージーランドでは当たり前です。そして誰もそのことに対して批判をしません。警察官といえども、一般市民同様休憩時間やランチには買い物に行く権利があるということでしょうか。その際に使う社用車(?)が普通の乗用車ではなく、パトカーだというだけで。
2つ目は、警察官と言えども、タトゥーをすることが認められていることです。ある調査によると、近年採用された警察官の95%がタトゥーをしているとの結果があります。ちょっと驚きですよね。また別の調査によると、大人の5人に1人が、30歳以下に限定すると3人に1人がタトゥーをしているとの結果も出ています。こうして考えると、タトゥーをしている警察官が異常に多いですが、これも気にする人はいません。ちなみに警察官がタトゥーをしていることは許可されていますが、どんなタトゥーをしているかはチェックされます。警察官なのに犯罪を助長するような内容や絵柄など、不適切な内容は認められていません。また顔や手の甲などは基本的には禁止ですが、その内容や背景によっては認められる場合があります。タトゥーに関しては、日本とニュージーランドでその背景や文化に違いあるので、単純に比較することはできませんが、ニュージーランドが個を認めている象徴のような気がします。
最後は噂話です。ニュージーランドでは、意味もなくサイレンを鳴らしているパトカーをよく見かけます。家に早く帰りたいからだ、トイレに行きたいからだ、同僚とどっちが早く警察署に戻れるか競っているからだ、などなど様々な噂話が囁かれます。どれも噂話の域を出ないですが、そんな噂話が出てくるのも自由きままな警察官が多くいるからでしょうか?自由でもいいので、しっかり働いてくださいね!
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