給料の話
いよいよパリオリンピックが始まりましたね。ニュージーランドからは22種目、195選手が参加しています。前回大会の東京オリンピックでは7つの金メダルを含む20個のメダルを獲得し、参加国中で13位となりました。今回のパリオリンピックではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。ニュージーランドの金メダル候補は、ボート、陸上、カヌー、セーリングなど。楽しみです。
今回はそんなスポーツとは180度違う、ニュージーランドのお給料事情です。先日新聞にニュージーランドのCEOの給与額の記事が出ました。記事によると最高額はEBOSという会社のCEO、John Cullityの842万ドル(1ドル90円換算で約7億6千2百万円)でした。アメリカなどのトップには敵いませんが、それでも年収7億円とは途上もない額ですよね。ちなみに2位は583万ドル、3位は460万ドルと続きます。そしてCEOの平均は228万ドル(約2億円)となっています。一般市民にとってここら辺は夢の世界なので、もう少し現実的なところ見てみましょう。首相が48万ドル(約4300万円)、大臣が25-30万ドル(約2200-2700万円)、国会議員が16-18万ドル(約1400-1600万円)、オークランド市長が29万ドル(約2600万円)、市議会議員が10万ドル(約900万円)となっています。首相はさておき、それ以外は一般的な額になってきましたね。では最後に一番気になる一般的な会社員の平均給与を見てみましょう。今回は全世代平均と年代別平均給与です。まず全世代平均は66,196ドル(約599万円)です。日本の平均値(458万円)よりも高いですね。まあ物価が高いので当たり前なのかもしれませんが。では年代別も見てみましょう。20代が59,254ドル(約536万円)。日本の初任給を考えると、かなり多くもらってるんですね。30代が81,276ドル(約735万円)、40代が87,776ドル(約794万円)、50代が83,096ドル(762万円)。60代が70,694ドル(約639万円)となっています。何故に40代をピークに平均額が下がり始めているのか、ちょっと不思議です。まだまだ働き盛りだと思うんですけどね。役員などの上級管理職になると、20万ドル(約1800万円)からのスタートが平均となっています。先月の記事で平均世帯収入が125,000ドルと書きましたが、平均給与を見ると基本的にこの国は共働きが多いという事になります。と言うか、上級管理職などにならない限り共働きでない厳しいと言う事でしょう。
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