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ニュージーランドにオリンピックを?



平昌オリンピックが終了しました。

日本人にとっては日本人選手の快進撃が目立った大会になりましたが、ニュージーランドではどうだったのでしょうか? ニュージーランドは銅メダル2つという結果でした。これが多いのか、少ないのかを判断するのは、過去の結果を知らなければ難しいところですが、なんとNZの今までの獲得メダル総数は1992年のアルベールヒル大会での銀メダルの1つだけ。ということは今回は快挙だったのです。

冬季オリンピック関連のニュース記事では、大会前からしばしば「ニュージーランド」という言葉を見かけました。すぐにピンと来る方や、すでにご存知の方も多いかとは思いますが、北半球に暮らす世界のウィンタースポーツのアスリート(特にスキーやスノーボードなど屋外で行うもの)は夏季にトレーニングできる場所がないため、季節が逆の南半球の国で合宿を行うのが常で、冬のニュージーランド南島、特にクイーンズタウン周辺、には世界からトップアスリートが集まります。

平昌五輪出場者の多くも事前にNZで合宿しており、2014年ソチ大会銀メダリストのスノーボード女子パラレル大回転日本代表・竹内智香選手、フリースタイルスキー日本代表の鈴木沙織選手などの有名選手や、6名もの出場者を送り込んだスノーボードのスロープスタイルとビッグエア・チームなども、南島のスキーエリアでトレーニングの日々を過ごしました。スノーボードではスキー場の営業期間が終了してから安全マットの設置など競技用施設が整備されるとのこと。個人ブログによれば、壮観な景色、食生活、人々との触れ合いなど、トレーニング以外のNZ生活も充実していたようで、それがトップアスリートがNZを合宿地に選ぶ一つの理由かもしれません。

メディアではニュージーランドとオーストラリアの共同開催を促す声も出始めています。オーストラリアではスキーエリアも限られているので、スケートやアイスホッケーなどの屋内競技を行い、そしてニュージーランドにはヨーロッパのアルプにも引けを取らない山々があるので、スキーやスノーボード会場を、というものです。ヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸を象徴する五輪ですが、冬季オリンピックは今まで三大陸でしか開催されていません。そろそろオセアニアでも、という意見が出てくるのも確かに納得できますね。ただ両国の距離が日本と韓国くらい近いといいのですが。。。

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