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週休3日?

 ニュージーランドの冬は雨が多い季節です。冬になると洗濯物が乾かずに、コインランドリーに行く回数が増えるのです。にしても今年はとても雨が多いです。現在オークランドに10ある全てのダムでほぼ100%の貯水率。これで夏の水不足の心配はないのですが、もう少し晴れの日が増えて欲しいものです。


さて今回はある世論調査で、実にニュージーランドらしい結果が出ました。その調査とは「週4日労働の導入」に関する調査です。実に63%が導入に賛成との結果が出ました。ちなみに反対は22%、よく分からないもしくは答えを拒否した人が15%との結果です。全体での賛成は63%ですが、18歳から49歳に絞ると賛成は70%まで上がります。ニュージーランド人はどんだけ働きたくないんだと思いますが、生産性が落ちなければこれも一つの選択肢なのでしょう。

 

 日本ではちょっと考えられない気がしますが。週4日勤務に賛成をする人の特徴は、緑の党もしくは労働党支持者、大卒者、世帯収入が15万ドルを超える世帯。逆に反対する人の特徴は、国民党支持者、高卒など大学にいっていない人、55歳以上の男性となっています。55歳以上の男性が反対する傾向が強いというのは、分かる気がしますよね。ニュージーランドでは現在約50社が既に週4日勤務を導入しています。これらの会社では、週4日にしたことによる生産性の低下はなく、従業員は家族や友達、趣味などにより多くの時間を割くことができ、とても満足しています。もちろんお給料は週5日労働と同額が支払われます。こうやって見ると、週4日勤務はバラ色のように見えますが、必ずしもそうではありません。勤務時間が減ることにより今まで以上に集中して仕事をすることになり、それ自体がストレスになるという調査結果もあります。また全ての業種業態、職種で対応できる訳ではなく、職種などによっては今まで通りの労働時間が必要とされ、企業内での格差が出てしまうことです。さて近い将来週4日勤務は、ニュージーランド全土に広がるのでしょうか。日本に比べれば今でも十分ワークライフバランスが良いと考えられるニュージーランドですが、本当に週4日勤務が実現したらますます働かないキウィが増える気がします…



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