宅配サービス
26日からデイライトセービング(サマータイム)が始まりました。当たり前なのですが、これが始まると一気に日没が遅くなります。まだ肌寒い日が多く、気温的にはとても“サマー”と呼べる状況ではありませんが、日の長さだけは夏に近づいている感じがします。4月の第1週の日曜までの約6ヶ月間、日本との時差が4時間となります。
今回で4度目のロックダウンを迎えたニュージーランド。相変わらず首相の早い判断は国民から称賛を受けていますが、経済的打撃は決して小さくありません。ただゼロコロナを目指すニュージーランドとしては、ロックダウンが最良の方法ではないでしょうか。ワクチン接種は1回目接種が66%、接種完了が37%と順調に進んでいます。かくいう私も既に2回の接種を済ませ、接種完了者となりました。ワクチン接種を受けたからと言って100%安全ではありませんが、未接種に比べてはるかに安心できる気がします。オークランドはまだロックダウン中です。いつまで続くやら・・・
さて今回はそんなコロナの状況下でも、そのコロナが背中を押して順調に伸びているサービスについてです。そう、それは日本でもお馴染み宅配(出前)です。ニュージーランドだけではなく世界的に伸びているサービスだとは思いますが、ニュージーランドの特徴や状況について書いていきたいと思います。
宅配(出前)と言えば日本ではウーバーイーツや出前館を代表としたサービスを思い浮かべると思います。ここニュージーランドでもウーバーイーツがあり、若者を中心として多くの人が利用しています。日本ではロゴの入った専用のバッグを背負って自転車で配達する姿が多く見受けられますが、ニュージーランドではそのほとんどが車のため、街中でその様な光景は見ることができません。しかしながらお店によっては、出前のピックアップ専用カウンターなどができており、多くの人が利用しているのがわかります。ニュージーランドではこの出前以上にいま人気が出ているのが、大手スーパー各社が提供している宅配サービスです。ネット時代のいま詳しく説明する必要はないかもしれませんが一応。
ネットでお客様が買い物をすると、対応店舗のスタッフが実際のお店で商品をピックアップ、希望のお届け日時に専用トラックで配達との流れです。生鮮食品を扱うため、一極集中ではなく各店舗に分散して担当させており、配達エリアも各店舗で決まっています。分散することで、既存の労働力のまま配達の対応を可能にしています。コロナ前からこのサービスは提供されていましたが、コロナが心配であまり外に出たくない人や年配の方などを中心に、コロナによるロックダウン以降一気にその需要が高まりました。特にロックダウン中はネットで申し込みをしても、混雑のため最短のお届け日時が数日後になることもあります。また街中の至る所で、各スーパーの配達トラックを見かける様になりました。各社が独自にトラックを走らせられるほど、需要があるんですね。以前書いた宅食とは違い、自分の欲しいものを選べるのがその勢力を伸ばしている理由ではないでしょうか。個人的には実際に商品を見て買い物をしたい気もしますが、便利ではありますよね。
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