ニュージーランドの小学生
いまだにコロナが世界で蔓延しています、ニュージーランドは何とか抑えられている状況ですが、一刻も早く終息してほしいものですね。またコロナが発生してから、世界がニューノーマルという微妙な距離感になっているのが、少し寂しい気がします。
さて今回はニュージーランドと日本の小学生の違いについていくつか書きたいと思います。
私も小さい頃はそうでしたが、日本では小学校低学年でも鍵っ子とよばれる共働きやシングルマザー(ファザー)の家庭の子達が多く存在します。しかしニュージーランドでは鍵っ子は存在しません。法律で14歳未満の子を家に一人で居させてはいけないと決まっているためです。必ずしも親といる必要はありませんが、親の役割を果たせる14歳以上の人間が一緒にいる必要がありあます。子どろを一人にさせないのはとても素晴らしい事だと思いますが、親の方は大変です。学期中は朝子どもを学校に送り、午後3時には学校に迎えに行くもしくは家で子どもが帰ってくるのを待っていなけれまばなりませんので、フルタイムで働くことが難しくなります。ちなみにこの国では、低学年は親の送り迎えが必須です。日本のように子ども達だけでの登下校はできません。フルタイムで働くのであれば、放課後に子どもを預かってくれる施設に子どもを入れないとなりません。さらにスクールホリデー(夏休みや冬休みなど)は仕事を休むか、ホリデープログラムと言われ学校と同じ時間子どもを預かってくれる施設にお願いをしなければなりません。放課後やスクールホリデー中に預かってくれる施設は料金が高いので、それはそれで大変です。
次は子どもたちのお誕生日パーティー事情です。今の日本の誕生日パーティー事情はよく知らないのですが、私が子どもの頃のうん十年前は、お友達を呼んで誕生日パーティーをする事はほとんどありませんでした。ここニュージーラドでは、幼稚園に入ったころからお友達を呼んで誕生日パーティーをするのが基本です。小さい頃は自宅やコミュニティーセンターなどを借りて誕生日パーティーを行います。年齢があがると、スケートリンクやクライミングジムなど遊興施設で行うことが多くなります。お友達の多い子になると毎月の様に誕生日パーティーがあります。プレゼント代も大変ですよね。ハッピーバースデートゥユーの歌は世界共通ですが、歌が終わってからの掛け声は日本とニュージーランドで違います。日本は歌が終わってろうそくの火を消して、イェーイなどの掛け声かと思いますが、ニュージーランドでは歌が終わってhip hip hoorayを3回繰り返してからろうそくの火を消します。これを知らないと火を消すタイミングを間違えてしまいます。ちなみにhip hipは感情を表す間投詞、Hoorayは日本語で言うフレーフレーと同じです。
ちょっとした事でもお国が違えば習慣が違いますよね。機会があればまた日本とニュージーランドのちょっとした違いについて書きたいと思います。
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