ニュージーランドのクリスマス
2022年もあと1ヶ月となりました。日本では師走の忙しい時期ですね。ここニュージーランドではクリスマスの忙しい時期です。学校や会社、至る所でみんながソワソワしてきます。あたりまえですが、ニュージーランドではお正月よりもクリスマスが重要視されます。今回はそんなクリスマスまでの期間に、子ども達が楽しめる過ごし方についてです。
アドベントカレンダーは、日本でもよく知られるようになってきたかと思います。クリスマスまでの日数を数えるためのカレンダーで、12月1日から始まり24個の窓があります。毎日1つずつ窓を開けて、クリスマスまで指折り数えるためのカレンダーです。窓を開けると、お菓子やちょっとしたおもちゃが入っていたりします。アドベントカレンダーは19世紀初頭にドイツで始まったとされています。子ども達は毎日の楽しみがあっていいですよね。
そしてもう一つ、最近ニュージーランドでも流行り始めた「エルフ・オン・ザ・シェルフ」です。エルフ・オン・ザ・シェルフは、2005年にアメリカで自費出版された本がはじまりです。この話は著者の家族が1970年代から行っていた、スカンジナビアの伝統に基づいています。エルフは北極でサンタクロースと一緒に暮らしている、サンタクロースをお手伝いする妖精。ホリデーの時期になると、サンタクロースによって子ども達のところに送られ、子ども達がいい子にしているかどうかを毎晩サンタクロースに報告します。魔法が使えるエルフは、子ども達が寝たら毎晩北極に帰り子ども達の様子をサンタクロースに報告します。報告が終わったエルフは、朝までには子ども達の元に帰りますが、前日とは違う場所に戻り子ども達が起きるのを待っています。
朝起きた子ども達は、エルフがどこにいるかを探すゲームが始まります。でもそのゲームには1つだけルールがあります。それは、絶対にエルフには触らないこと。エルフに触ると、魔法が解けてエルフはサンタクロースの元に帰れなくなってしまいます。そうすると子ども達の様子を報告ができなくなり、サンタクロースは子ども達が自分のことを忘れてしまったと思ってしまいます。忘れられたと言うことは、サンタクロースがプレゼントを持ってくることもなくなってしまいます。プレゼントが欲しい子ども達は、エルフがサンタクロースに良い報告をしてくれるよう、良い子になるようです。クリスマス当日だけではなく、それまでにもこんな楽しみ方ができたら子どもは最高ですよね。
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