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エクイティインデックス?

ニュージーランド教育省は、約30年前にディサイルシステムを導入しました。これは社会経済的要因によって学生の成績に与える影響を減らすため、また学生の潜在能力を最大限に発揮するために政府が学校に対して資金的なサポートをするものです。ディサイルシステムは10段階で評価され、1に近いほど多くの資金が政府から学校に対して支援されます。ディサイルは国勢調査を基にした世帯収入や職業、世帯の過密度(寝室の数に対する居住人の数)、所得支援の割合などを基に5年に一度改定されてきました。導入から約30年が経ち、社会を取り巻く状況も大きく変化したため、政府はディサイルシステムに変わるエクイティーインデックスという新たな評価システムを導入しました。導入は約1年前の2013年1月からで、現在は移行段階にあります。注意して欲しいのは、新旧どちらのシステムも学校の質を決めるものではなく、社会経済的状況と学生の成績との関係を理解して、その格差をなくすためのものです。そしてそれを基に、各学校への資金供給額を決めるためのものです。

では新たに導入された、エクイティインデックスとはどのようなものなのでしょうか。基本コンセプトは以前のディサイルシステムと変わりませんが、評価方法が異なります。新たなシステムは、過去20年間のデータを利用して各年齢で社会経済的要因がNCEAのレベル1と2にどのような影響を与えたか、過去3年間に入学した学生の社会経済的特徴を調べそれらの要因のどれが学生たちの生活に存在しているのか、さらには親の給付履歴や教育レベルなど37の社会経済的要因を使って計算されます。また、エクイティシステムの評価は毎年更新されます。これによってディサイルシステムに比べ、より学生の実態を反映できるシステムになっており、新たなシステムの導入によって学生たちの教育を受ける格差が減ることになるでしょう。新たなシステムでは、より不利益を被るであろう学生が今まで以上に手厚くサポートされるようになり、その逆は今までより補助金が減らされます。しかしながらシステムの変更によりいきなり補助金を減らされると学校経営が成り立たなくなりますので、移行期間を設けその期間は一定以上の減額が行われないようになっています。



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